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旅立ち編

「すいかが食べたい」だけが彼の言葉。怪力と剣技の持ち主、西瓜柄帽子のすいか帽。
にんじんを探すためにすいか帽と共に旅をする、敵の技の模倣が得意な、青兎のうな。
焼き肉を探すためにすいか帽たちと同行する、神官魔法と陰陽術の使い手、謎の少女のかるび。

彼らの求める物は、彼らの目の前にはない。
求める物を得るためには、遠くへ遠くへ向かわなくてはならない。
7つ集まれば神の竜が願いを叶えてくれると言う『竜の玉』の伝説を頼りに、
旅をし、そして数々の試練を受ける。

すいかが食べたい―――その言葉は様々な事件を引き起こした。
デメルの村の飢餓を救い、ポワンの町の人々の精神を破壊し、
クレモン城の人々をすいかの姿にしてしまった。

数々の戦いの中で、彼らは仲間として徐々に結束を固める。
竜の玉は3つ集まった。
運命の引き合わせで巡り会った仲間たちと共に笑い、戦い、旅をする。
彼らの旅立ちは、後に伝説となるのだろうか…?

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